2018年07月14日
全国社会福祉法人経営青年会での学び
社会福祉法人とは、社会福祉事業を行うことを目的として社会福祉法にもとづいて
設立されている法人です。公益性の高い、非営利法人であり、社会福祉事業の主た
る担い手としてふさわしい事業を確実、効果的かつ公正に行っています。
どんなことをしているのかというと、第1種社会福祉事業と第2種社会福祉事業に
分類されています。高齢者、子ども、障害者、生活困窮者など、様々な生活課題や
福祉ニーズをもつ方々の生活を24時間・365日休むことなく支えています。
地域でどんな役割があるのかというと、地域福祉の担い手として、福祉サービスの
利用者だけでなく、地域に暮らす人々の「生きる」を支えるため、社会福祉事業に
留まらない地域のニーズに応える取り組みを実践し、そこから新たな福祉サービス
をつくり出しています。
先日、社会福祉施設の経営をする社会福祉法人を会員とした全国社会福祉協議会の
内部組織として設立された「全国社会福祉法人経営者協議会」のさらに内部組織
全国社会福祉法人経営青年会の「基礎講座」に参加をしてきました。
地域共生社会の実現に向けて〜社会福祉法人に求められる役割〜
青年会・糖林会長より
「社会福祉法人の役割、社会における現状など」を解説していただきました。
基調講演は、株式会社エヌキューテンゴの齋藤志野歩さま
まち、まちづくりについて、捉え方や解釈の仕方、コミュニティの規模感など
社会福祉の観点で、まちを考えると、どのようなスケール感があるのか、事例も
交えての講話はとても刺激的でした。
青年会のコラムでも、大変興味深い内容を連載していましたので、そちらもご参考
ひと、まち、事業のつなげかた、つながりかた、については「福祉」そのものは
「まち」とつながってきたことで、成り立ってきたわけではありますが、福祉が
必要な方と、そうでない方では、つながりかたが異なります。
しかしながら、齋藤さんが取り組んでいらっしゃる「okkateにしおぎ」のように
http://www.okatte-nishiogi.com/
共通の目的からつながるコミュニティと、何も目的がなくてもつながれる場が
共生している「つなげかた」は大きな学びとなりました。
NPO法人茨城県経営品質協議会 理事 鬼澤慎人さま
リーダーシップとマネジメントの品質について、ご講義いただきました。
株式会社ジェーワン 専務執行役員プロデューサー 大柳満さま
PR・広報について、メディアの活用の仕方やプレスリリースの手法について
丁寧にご講義いただきました。社会福祉法人こそ、情報発信の必要性や社会ニーズ
の重要性を学ぶことができました。大柳さんも青年会でコラムを執筆されています
ので、こちらもお読みください。
この、講座を通じて、全国の社会福祉法人の方に出会い、「つながれた」ことが
最大の学びでもあると感じました。
お互いの悩みや想いを共有することは、アイデアの創出やネットワークの拡がりを
感じることができました。
この学びを、活かしていきたいと思います。